感謝の気持ちをまわしていこう!〜坂東真夕子 仙台講演記録〜

館長(コラム・講演・対談) 2015年10月20日
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【坂東真夕子 講演レポート】

 

公益社団法人仙台青年会議所 子どもの未来創造委員会が事務局となり、この度はじめて開催された仙台JC寺子屋〜思いやりと感謝の気持ちを学ぼう〜
お声かけをいただき、志道館の坂東真夕子館長が講演させていただくことになりました。

 

 

【仙台JC寺子屋5原則】

1)相手を理解し、思いやる気持ちを持とう。
2)親を大事にし、兄弟とは仲良く、友達を思いやり自分を慎む和のこころを持とう。
3)清らかな精神を持ちすべてに感謝するこころを持とう。
4)自分で行動し、積極的に学び、感じよう。
5)日本人としての誇りを持って、豊かなこころを持つ人になろう。

 

 

この精神にのっとり、様々なプログラムが組まれていました。

 

場所は宮城県仙台市にある、曹洞宗金剛寳山 輪王寺

輪王寺 近景

 

 

一泊二日の研修だったようで、前日から徳育の講演があったり、座禅をしたり、肝試しをしたり。親元を離れ、初めてする経験がたくさんある中、興奮状態になる子ども達も多かったようで、なかなか寝付けない子どももいたようです。

 

坂東が登壇したのは、二日目の午前中。
掃除をする少年たち私たちが輪王寺に到着した時、子ども達は班に分かれて掃除をしている最中でした。

 

 

 

休憩を挟んだ後、坂東館長の講演の時間に。
御宝前には75人の子ども達が集まってきました。

 

75名の子ども達

 

事務局の方に紹介をされ、坂東館長登場!

大きな拍手で迎えられました。

 

 

 

講演のテーマは”感謝の心を持つことの大切さ”

はじめまして。坂東真夕子です。

 

ホワイトボードを使いながら、語っていきます。

子どもに質問

 

坂東は凛とした語り口でどんどんと子ども達の気持ちを引っ張っていきます。

 

 

感謝の気持ちを伝える言葉って何だろう?
お陰様っていう言葉の意味は知ってるかな?
”ありがとう”の反対語って?
ご縁ってなに?
幸せになれる考え方は?

 

こんなことを語りました。

時には子ども達に答えてもらいながら、参加型で進めていきました。

 

 

 

坂東「さ、なんだと思う?間違ってもいいから言ってみよう!」

子どもの答えをきく

 

最初は様子をみている感じだった子ども達も、だんだんと活発に答えてくれるようになり、懸命に自分の言葉で語ってくれました。

 

 

大きな声ではしゃぎながら発言する子。
ゆっくりとした調子で言葉を探しながら話す子。
緊張した面持ちで語る子。

 

 

それぞれが自分らしくこの場に参加してくれていたように見えました。

 

 

結びは柔道の先生らしく【座礼】で締めくくりました。
子ども達の中心に入り、坂東自ら座礼を示します。

座礼の指導

 

何度か繰り返した後、みんなで「礼っ」

しめの座礼

元気いっぱいの「ありがとうございました!」の一言がご御宝前に響きました。

 

 

 

坂東が講演の中で語った、こんな言葉が心に残りました。

 

「こうしてみんなと出会ったのも、たくさんのご縁が繋がったからだよ。
ここに来る事ができたこと、この合宿に参加できること、いま生きていること。
すべて当たり前のことではないんだよ。

ありがたい、というのは”有り難い”ということ。
つまりこうしていることも有ることが難しい、ということ。

そう考えると、すべてにありがとう、と思えてくるね。

ありがとうの気持ちは伝えることでどんどん巡っていくよ。
感謝の気持ちを伝えたり、誰かのために、何かのために自分の力を使う事で、すべて自分にかえってくるんだよ。
感謝の気持ちを回していこうね。当たり前ではない、有ることが難しいこの命を、精一杯使っていこうね」

 

 

坂東と出会ったこと。
語られた話し。
それらがいつか子どもたちの記憶に蘇ってくれるといいな。
そんな風に思いました。

 

 

 

 

公益社団法人仙台青年会議所 子どもの未来創造委員会の皆様。
輪王寺でサポートをして下さった方々。
そして参加してくれた子ども達。

皆様との出会いにより、坂東もたくさんの気づきをいただきました。
またお会いできる日を楽しみにしております。

 

 

ご縁に感謝、です!

 

 

 

 

 

 

 

取材・執筆  近藤ともこ

 

 

 

 

※写真の掲載については親御様のご了承をいただいております。

 

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