夏の特別企画!「嘉納治五郎先生ツアー」を実...
大人クラス<女性・初心者・黒帯への道> 2019年8月21日8月12日、夏の時別企画を開催しました。 題して 〜ここに行けばあなたも立派な柔道家!夏の自由研...
夏の特別企画!「嘉納治五郎先生ツアー」を実...
8月12日、夏の時別企画を開催しました。 題して 〜ここに行けばあなたも立派な柔道家!夏の自由研...
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※道場にいる「カメ吉」と”寝技ごっこ”をして現実逃避する近藤。
とにかく頭にも潜在意識にも力を発揮してもらわねば”投の形”覚えられん!! (前回のおはなし)
こんなにも毎日毎日、柔道のことばかり考えている時期があっただろうか?
私はアスリート気質ではない。ぜんぜん、ない。
体を動かすことよりも、体を休めることの方を好む性格だし、ひとりで居るのが好きだから人と一緒にスポーツ、なんて気がすすまない。
がむしゃらに”勝負”や”記録”に挑む人たちを「すごいなぁー」と遠くから眺めていただけだったし、「なぜあんなに自分を追い込めるんだろう?」と不思議に思っていた。
それを生業にしているプロスポーツ選手なら、まだわかる。
そうではなく、趣味的に運動に没頭している人を見ると、
なんでわざわざ疲れることを、お金と時間までかけてやるんだろう。変わってるーーーー。
と思っていた。
しかし。
きっと今の私は「なぜそこまで?」といわれる人々の方に、入っている。
人生、なにが起こるかわからない。
。
。
。
。
6月15日、夜。”投の形”の集中稽古。
館長を交えて、それぞれの技の形や、技に入るタイミングを細かく確認した。
6月16日。稽古は休んで、たまっていた仕事を片付け、身体を休めた。動画確認、技ノートチェック、解説音声聴き、は続行。
6月17日、夜。一緒に昇段審査会に挑む塾生さんと自主練。
「いい感じになってきたよね」「すごい上達ぶりだね」など率先して誉め合い、テンションを上げた。
そして6月18日。最終稽古!
体操、ウォーミングアップ、受身、打込み、といつも通りの稽古。
私としたら、ことさら気合いが入る。
昇段審査会を前にした、稽古最終日だ!と。
これまで1年半、こつこつ地味に稽古を続けてきた。
「黒帯取るぞ!」と宣言してしまってからは、さらに前のめりに稽古をした。
その結果が、いよいよ出る。
すでに黒帯を取得している人、ずっとスポーツや武道が好きでその道を歩き続けてきた人、からしたら、【初段取得】は、なんてことない小さなハードルなのかもしれない。
黒帯を取ったらそこで終わり、じゃないんだからもっと肩の力を抜いてもいいんじゃない?という人もいるだろう。
でもでも。
これまで”感性”とか”口のうまさ”とか”かもしだす雰囲気”とかでふわー、と人生をすすめてきた私からしたら
30代も押し迫って柔道を始め、40歳で黒帯を取得する
なんてことは、近藤智子史上
大事件!
と言ってもいいわけです。
黒帯取得に向けて一歩を踏み出した時は「あー。また調子のいいこと言っちゃったな」という気持ちで苦笑い。本腰いれて稽古を続けた日々は「疲れる、身体があちこち痛い、苦しい、辛い」という気持ちがぐるぐる。審査会を想定して”投の形”の習得に入ると、覚えなきゃ、、、、、という焦りばかりが先にたち、【覚えた技】→【スムーズに実行】という事ばかりにとらわれていて、正直、ぜんぜん心躍らない。
(はー、つまんない。。。。。っうか自分のもの覚えの悪さを呪うわー。こんなにもあんぽんたんだったのか、あたいは。たった9つの技の、左右と、受け取り、だけだぞ。立ち止まる度に「あぁ、また忘れた」「え、ここで間違えるか」「・・・・・まったく思い出せない」この繰り返しだと、いくら図太い性格でも凹むぅーーーー。)
それが。
黒帯の先輩方の胸を借りて、思いっきり乱取りをさせていただいた時、今までの感覚と全然違った!
もちろん先輩方は私の稽古になるように、とじょうずに”受けて”くれました。
その気持ちが、組み合っていて伝わってきました。
だから必死に食らいつき、技をかけ続け、転がされては立ち上がり、を繰り返しました。
それまでは呼吸だの、技の形だの、順番だの、勝つだ負けるだだの、自分に向いてるかだの、いろいろと頭で考えて、考えすぎて、ちっとも楽しくなかった。
それが、昨日の最終稽古で初めて
柔道、楽しいぃーーーーーーーー\(^∀^)/〜♪
と、心の底から思えたのでした。
なにこれ、この心境。は・じ・め・て!!!
この楽しさを胸に秘めつつ、”投の形”の最終調整もでき、ずっとワクワクした気持ちで稽古を終えることができました。
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今朝、かつてない程の筋肉痛で寝床からなかなか起き上がれずにいましたが、そこでしみじみ。
「あー、柔道って楽しいんだなぁ。昨日のあたし、がんばったんだなぁー。これが”成長する喜び”なのかもなぁ。まだまだあたい、行けるわーーー」
と痛みも勲章のように思えたのです。
道場の片隅で館長や塾生さんの稽古を見ながら広報の仕事したり、なんとなく稽古に参加したり、という時には感じられなかった感情でした。
嘉納師範の教えを本で読んだり、いろんな柔道解説書を目にしたりして、柔道の素晴らしさを”頭では”分かっていたつもりでした。
でも【体感】た【理解】を軽々と越えました。
柔道は、私にとてつもない清々しい世界を見せてくれました。
自分ってこういう人間だ。
この性格だからできるわけがない。
いまさら努力したって何も変わらない。
新しいことをはじめる気力ない。
そんな考えが”自分で自分を小さくしていたなぁ”と思いました。
職場ではすっかりベテランな近藤です。
親に叱られる、ということもなくなりました。
人から自分の至らなさを指摘され、性格や習慣を変えねばならなくなる、なんて状況ももはやありません。
このままのスタイルで、人生を突き進むことだって出来たわけです。
が!
無謀にも思えた”40歳で黒帯取得”という目標を掲げ、「とにかくやってみよう」と思った時から、毎日の生活がしぜんと変わりました。
黒帯を取ったから何がかわるんだ??
なんて思いもあったけど
黒帯を取る前から、人生かわった
のでした。
それほど、今回のチャレンジは近藤史上に残るものでした。
柔道、すげーーーーーーーー!!
って、いま、思ってます。
あ、忘れてた。
まだ黒帯とってないんだった。
6月21日(日)、いよいよ昇段審査会です!!
昇段審査会、結果発表!! へ続く
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