基礎から学ぶことの大事さを実感!!
大人クラス<女性・初心者・黒帯への道> 2017年5月9日館長秘書の近藤です。 突然ですが、太りました。 いや、正確にいうと「太ったという現実を突きつけられ」ました。  ...
基礎から学ぶことの大事さを実感!!
館長秘書の近藤です。 突然ですが、太りました。 いや、正確にいうと「太ったという現実を突きつけられ」ました。  ...
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昇段審査会の後、まずはビールで乾杯しました!!(前回のおはなし)
昨夜、黒帯をしめて稽古しました。
白帯だった時と、ぜんぜん気持ちが違ーーーーーーう(^^)
なにが違うってね。
これまでは「昇段、昇段、黒帯、黒帯」という気持ちでモチベーションを自ら【上げて】いたわけで、鼻先にニンジンをぶらさげて爆走していた状態だったのです。
自分を無理やり奮い立たせたり、落ち込んでは立ち直ってみたり、ということを稽古の中で繰り返していたので、まぁ、精神的にも肉体的にも、苦しかった。
それがですね。昨日の稽古ではトレーニングをしていても、寝技の稽古をしていても、乱取りをしていても
ただただ楽しい。面白い。ワクワクがとまらない!!新境地!!
昇段審査の日の夜から、早く稽古がしたかったあたいの身体&心。
昨日はモチベーションを【上げる】ことを意識しなくても、勝手に【上がって】いたのですねーーー。
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新宿区、昇段審査会の日。
朝の5時半には目が覚めてしまい、部屋の中でうろうろ。
西新宿スポーツセンターに着いた頃に、雨がちらほら降り始め
「さすが、雨女のあたい。大事な時には必ず降るぜ」と空を見上げました。
午前中は「形」の審査
午後は「実技」の審査。
分かっていたのは、これだけ。
(形、はまあいいとしよう。これまでさんざん稽古してきた”投の形”をやればいいんでしょ。実技ってのは、何をする?乱取り?試合?)
当日申込だったため、どういう人が、何人来ているのか、そのうち女子はどれくらいの割合なのか、は全然わからず。
会場に入ってみると。。。。。。。
男子中学生だらけ(@_@)
(えーーーーーーーー。この子たちの前で”形”とか”実技”とかの披露すんの?へたすりゃ、私、彼らのお母さんと同世代じゃない?うわぁ。「なにあのおばちゃん」とか思われていたらどうしよう。っつうか、へっぴり腰になったり、こけたりしたら、超ハズいじゃん!!)
男子中学生ばかりが、40人ほど。女子は、、、、、、ふたり!(←志道館から近藤と一緒にエントリーした、あたいの”形”のパートナー)
あとは弐段、参段を受けにきた黒帯の大学生や大人がちらほら。
女子がふたり、ということは、練習してきたことを存分に発揮できればいいわけね。。。。はいはいはい。それならなんとかなるかも。
だがしかーーーーし。油断は大敵。こういう本番、には魔物がいるのだ!
毎週のようにブライダル司会者として本番を重ねている近藤。
マイクを片手に軽快なトークを展開している、その本番と今回は違う。
昇段審査のリベンジなんて、絶対に嫌だ!!この一回で絶対、合格してやる!!!
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午前の部では、”投の形”の審査が淡々と進む。どんな判定がくだされるのか、手応えを感じられぬまま、午後の部へ。
ここでは「受身」と「乱取り」が判定されるということが発表された。
中学生軍団の審査が次々と行なわれる中、おばちゃん柔道家は道場の隅で待機。
や、やばい。じきに私らの番になる。一緒に稽古してきた者同士、いいパーフォーマンスを見せたい。悔いのないように取り組みたい。
だが、眠い!!!!
かなり早い時間に目をさましてしまい、ずっと興奮状態のまま時間が経過し、お昼をたんまり食べてしまったので、強烈な睡魔が襲いかかってきていた。
緊張感を持って挑まなければならない、いよいよ、というこのタイミングで、
己との戦い+睡魔との戦い
になるとは!!
(いかん。気持ちを確かにしろ。ただでさえ中学生たちのフレッシュさの足元にも及ばないのだぞ。1年半稽古してきたことを発揮する場は、今だ!後は気合いだ。審査員の先生方の記憶に残るような迫力ある”近藤智子の全て”を見せてやれ。志道館から初めて昇段審査会にエントリーしたんだからな、爪痕残せ〜〜!!!!)
審査がはじまる。
受身、そして、乱取り。
さらに「得意技を3つ、見せてください」という展開になり、頭がフリーズした。
(なにーーーー。得意技?・・・・・・あかん、そんな観点で稽古をしてきたことはないぞ。これまで館長の教えのままに、ひたすら稽古を重ねてはきたが、まだ”得意”なんて言える技はなーーーーい。よし、こうなったら・・・・・・)
5秒程考えた結果、渾身の「体落とし」「大外刈り」「一本背負い」を繰り出した。
どれも”得意”ではない。
出来る技の中で、派手に見えそうなやつ
を選んだのだ。
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審査が終わった。
審査員の先生方の前に呼ばれ、座礼。
ここで総評が語られる。
(あぁ、なんとか終わった。もうこれ以上はできない、というくらい全力を出したぞ。もう結果はどうでもいい。いや、どうでも良くはない。もちろん合格したい。でも悔いはない。これでダメだったら相当イケテナイ、ということだ。後のことは、後で考えよう。この畳の上で大声で叫びたいくらい、あたいはがんばった。誰がなんと言おうと!!)
私のパートナーが先生方から何やら言われている時、私はほとんど聞いていなかった。
息があがっていて、それを沈めるのが精一杯。
いよいよあたいの番。
そこで柔道歴や、稽古の頻度やらを聞かれた。
私はつぶらな瞳で先生方の質問に答えた。
評価は概ね好評だった。
「まだまだ、という技もありましたが、これまでしっかりと稽古をしてきたことが分かりました。これからも弐段、参段と目指して、がんばっていってください」
(ん?弐段、参段と、って言った?ってことは、もしかして合格じゃね?)
これ以外にもテンション上がるあがるキーワードがいくつか飛び出し、自分でも顔が笑顔になっていくのが分かった。
そして、極めつけの一言。
審査員の先生がこんなことを。
「あなたはなかなか才能があります!!!」
えーーーーーーーーー、才能??審査会で「才能がある」とか言われる?あたし、かなりの逸材なんじゃないのぉ!?
その後のことは、ほとんど覚えてません。
ふわふわした気持ちで他の人の審査を見守り、
ふわふわした気持ちで着替え、
ふわふわした気持ちで審査結果「合格」を聞きました。
才能がある。
才能がある。
才能がある。
このフレーズがその日中、こだましていたのでした。
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いま冷静になるとね。
柔道人口がひとりでも増えることはいいことだし、ま「この歳でここまで汗だくでがんばってるしね」という気持ちからのリップサービス、もあったでしょう。
でもね。
なんか素直に嬉しかったなぁ。
「才能がある」と言われたことよりも、
自分で自分にOKだしたくなるくらい、私なりに悔いなく頑張れた
というのが、嬉しかった。
大人になると、いまさら新しく始めることなんてそんなにないし、分別もついてくるし、がむしゃらにやらなくて色々できちゃうし。
でもそんなこともないんだなぁ。
どんなことでもチャレンジできるし、限界を引き上げることもできるし、すごいことをしようとしなくても、日常の中でささやかな冒険はできるんだな、って思った。
そしてさらに嬉しいのは、熱中できるものに出会えたこと。
ここからどんなふうに柔道を続けていけるか分からないけど、今はただただ楽しくて、そう思えるだけで嬉しくて。
日夜稽古に励んでいこうと思ってます。
近藤智子の「黒帯への道」はココまでですが、これはあくまでスタート!
これからもチャレンジし続けていきたいです\(^∀^)/
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(本当はね、先日の昇段審査会でいただいたのは”合格”、なので「黒帯取得」ではないのですね。というのも、昇段の仕組み、というのがありまして。柔道は、講道館というところが家元で、最終的な判断は家元である講道館が下します。地区柔道会審査会合格者を、地区柔道会が講道館に推薦し、それを講道館が正式に認定し、はじめて初段になる、っつう仕組み。講道館から証書が届くまでは、“暫定”初段〜。)
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※自分しか分からない技ノート。 繰り返し繰り返し、”形”の動画を見ている。 時間さえあれ...
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