一流の技と心に触れ合うということ
館長(コラム・講演・対談) 2016年11月24日文武一道塾 志道館は、2013年10月21日の本格始動からお陰様で丸三年が経ちました。 この三年間に、当時現役の一流選手や元...
一流の技と心に触れ合うということ
文武一道塾 志道館は、2013年10月21日の本格始動からお陰様で丸三年が経ちました。 この三年間に、当時現役の一流選手や元...
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文武一道塾 志道館は明日6日が稽古始めとなります。
1月下旬には2号館となる文武一道塾 志道館 港南道場が始動予定。
未知なる挑戦を目前に控えた現在は、試合前の心境です。
気持ちが高ぶり、自信と恐れが入り混じる中、集中力を高め、「絶対に勝てる!」と
自分に言い聞かせているあの心境です。
つまり、、、ドキドキしてます!
そんな2019年のテーマは「手放す」。
これまでの文武一道塾 志道館は、私自身が毎日指導の現場に関わることで成り立って来ました。
四ッ谷本部道場 設立から今日までの5年以上、ほぼ毎日、子供クラスから大人クラスまで道場に立ち続けました。
だからこそ得た経験、その経験を積み重ねたからこそ得た自信があります。
しかし、私自身の体力や熱量に担保するこのやり方では、文武一道塾 志道館の成長に限界があることを感じ始めていました。
港南道場を立ち上げるという話しが出る前から、「私以外に軸となる人が欲しい。軸となり得る人材を育てなければ」と考えてはいましたが、なかなか実行に移すことができませんでした。
その理由は、一言で言うと私自身の執着であったように思います。
「志道館は、私が立ち上げた道場だ。」
「志道館は、私が心血を注いでここまで来たのだ。」
「私が現場にいなければ、志道館は回らない。」
口では、「誰か任せられる人はいないか???」と言いながら、心の片隅には上記の様な思いがありました。
なので、思い切って他者に任せることができない。
一見すると至極当然な感情かも知れませんが、情熱は時として執着に変わる怖さも孕んでいます。
言うまでもなく志道館は、決して私一人の力で成長できた訳ではありません。
それが目に見える形かどうかは関係なく、様々な人たちの想いや力によって成長させていただいたのだと思います。
冒頭の2019年のテーマとして掲げた「手放す」とは、私自身が文武一道塾 志道館への執着を「手放す」ということです。
「手放す」ことで、より大きなスケール、より広い視野、より高い視点で物事を捉え、考え、進んでいきたいと思います。
その為には、まずは足元を固める必要があります。
具体的には、私以外のスタッフに指導現場を任せる機会を徐々に増やしていき、文武一道塾 志道館の理念や軸をぶらさずに、スタッフ一人一人が柔道で培った力を発揮できる場作りに努めます。
幸いなことに、文武一道塾 志道館には個性豊かなスタッフが揃っています。
港南道場設立を機に、新たに加わるスタッフもいます。
スタッフを信じ任せることで、きっとよい相乗効果をもたらしてくれることでしょう。
昨年の今頃は、1年後に港南道場ができるなんて、思いもしませんでした。
2020年の今頃にはどんな未来が待っているのか。
私自身が「手放す」ことで得られる未来は、きっと希望に満ち溢れた未来だと、なんとなくそんな感じがしています。
2019年もどうぞよろしくお願い致します。
2019年1月5日
館長・坂東真夕子
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