乱世の教育「実語教」
館長(コラム・講演・対談) 2020年7月13日文武一道塾志道館 幼児・小学生クラスでは、古典「実語教」の素読に取り組んでいます。 月刊武道7月号に『乱世の教...
乱世の教育「実語教」
文武一道塾志道館 幼児・小学生クラスでは、古典「実語教」の素読に取り組んでいます。 月刊武道7月号に『乱世の教...
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幼児クラス・小学生クラスの子供たちが共に好きなアクティビティ。
そのうちの一つが《しっぽ取り》です。
準備
・帯(体の左右部分)に色紐を垂らす。
・幼児はハンデで3本ほどつけてもOK。
ルール
・鬼は一人。
・引っ張れるのは色紐のみ。
・帯や柔道衣を掴まない。
・押さない。
・転んでしまった子の帯を取るのは禁止。
・幼児クラスの子が鬼の場合は、先生が場外から加勢。
これ以外にも「幼児と小学生が一緒にやる場合は小学生は早歩き」「一度に2本とるのはNG」「走るのではなく、すり足やつぎ足で進む」など状況をみてルールや力加減を調整します。
このアクティビティで大事なのは「体をうまく捌く(さばく)」ということ。
柔道では相手の技を交わす方法として「体捌き」という動きがあります。
「体捌き」とは、技をかける時、相手の技を防ぐ時、自分の体の位置や向きを変える動作のことを言います。
背中を見せて逃げると紐を取られてしまうため、相手の動きを見極めながら体をうまく捌いて逃げます。
【しっぽ取り】というアクティビティの中で、「体捌き」の練習をしているわけです。
壁やマットのぶつからないよう周辺視野を使うことも必要です。
どんな風に回り込めば紐を取りやすくなるか、よく周りを見て、頭を使って考えながら相手に迫った方が、紐を取れる確率が高くなります。
体と頭と目をフル稼働させる子供たち。
30秒〜1分と短い時間の中で、白熱の展開が繰り広げられ、終わったとはみんな息を切らして水分補給します。
子供たちが楽しみながらも自分の体の隅々まで意識を巡らせることができるように、いろんな動きを稽古メニューに取り入れていきたいと思います。
館長補佐 近藤
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