柔道の効能！！

興味深いブログと出会いました。

『柔道は僕の判断基準を培うもの。柔道ができなくなれば引退しようと思う。』
 
 
（読んでから、戻ってきてくださいねーーーー）
 
読みました？？
 
 
中にはこんなことが書かれています。

判断をする上でロジックも大切であるが、ロジックだけで判断をできることは実は限られている。ロジックはAならばB、BならばCという積み上げで回答を導くものだが、最初のAは、ロジックだけからはなかなか生まれない。この最初のAを培うものは、身体感覚とか美的感覚とか、そういうものに裏打ちされた経験ではないだろうか？

（ブログより抜粋）

ワタクシ近藤は39歳から柔道を始めました。
 
これまでずっと運動から遠い人生を歩んでいましたので、柔道のイメージは《痛そう、苦しそう、覚えること多そう》というものでした。
スポーツ観戦にも興味がなく、オリンピックで日本中が盛り上がっている時でさえ、メダルの数とかまったく気にならない、むしろ「こんなに騒がれて選手たちは大変だろうな」と思っていたくらい。柔道もほとんど見たことがありませんでした。
 
ですから、そんな私が40歳になって黒帯を取るとは！？、と自分自身が驚いているくらいなのです。
 
 
この私でも、井上さんの言っていることに「だよねーーー」と共感できたことがあります。

【最初のAを培うものは、身体感覚とか美的感覚とか、そういうものに裏打ちされた経験】ではないだろうか？

というところ。
 
私はこれまでも割と”ひらめき”を重視して物事を決めるタイプで、しかもその直感のようなものに自信を持っていたのですが、柔道をやりはじめ意識的に身体を使うようになってからというもの【身体感覚に裏打ちされた経験の大切さ】を痛感するようになりました。
 
柔道を通して心身を鍛えることで、身体感覚に裏打ちされた経験を積み重ねることができます。イメージや思考の世界を支えるのは、現実味あふれる経験。その経験の中で磨かれた能力は仕事においても生かされていると思います。
わたしは柔道をやりはじめてからの方が、仕事上での判断力や粘り強さが増しました。
それまでイメージの世界でしかなかった《痛くて、苦しくて、覚えること多い》というのも、体験してみると思っていた以上に楽しめてますしね。
 
 
 
ちなみに。
 
ブログの書き手、井上さんは総務省でお仕事をされていて、時々、志道館の稽古に参加されてました。

昨年から地方創生人材支援制度で、鹿児島県長島町に派遣され、副町長として活躍されています。

先のブログは2014年4月27日に発表されたものですが、いま長島町で副町長としてはたらく中でも、きっと自身が綴った言葉が時折胸をよぎるのだろうと想像します。
 

井上さんは”ミツバチ活動”をしています。
ブログプロフィールを覗いてみると

人とお会いするのが何より好きです。毎週末、その人が一番輝く現場・ホームグラウンドを訪ねています。

ミツバチ．が花粉を運ぶように、僕が全国を飛び回ることで、僕が出会った素敵な人や事例が繋がり、新しい花が咲いたら嬉しいです。

 

と書かれています。

その想いを体現するべく、地域の現場で活躍する方をお招きして、その思い・経験・知恵をみんなで共有する朝の異業種交流会「地域力おっはークラブ」を主催されていらっしゃいます。
（一度、参加させていただいたことがありますが、朝から多くの人が集まり、知的好奇心を存分に満たしてくれる会でした！！）

 
 
 
井上さんは柔道が大好き！

「１００歳まで柔道を続け、１００歳級の世界チャンピオンになる」のが生涯の夢と宣言されています。
こんな風に柔道と向き合えるのは素敵ですね。

ぜひ井上さんのブログ、ご一読ください(^^)

『柔道は僕の判断基準を培うもの。柔道ができなくなれば引退しようと思う。』

側近　　　近藤ともこ（こんとも）