【元アスリート女性経営者の日記⑨】 東京都柔...
元アスリート女性経営者の日記 2020年9月6日この度、東京都柔道連盟が新たに立ち上げた「女子柔道振興委員会」の副委員長を務めさせていただくことになりました。  ...
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この度、東京都柔道連盟が新たに立ち上げた「女子柔道振興委員会」の副委員長を務めさせていただくことになりました。  ...
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「時を告げるのではなく、時計をつくる」
これは、「ビジョナリーカンパニー」という書籍の中の有名な一節です。
現在、文武一道塾 志道館には「幼児・小学生クラス」「社会人クラス」を含め20名を超える指導者が在籍してます(その内の約半数が女性です)。
2019年に2つ目の道場となる港南道場をスタートさせることが決まった時点で、港南道場に関しては、指導現場レベルのことは、自分の手から手放すことを経営者として決意しました。
自分が直接的に指導するのではなく、ある程度の仕組みを作って運営していく。
極論を言うと、誰が指導に入ってもいい意味で均一的な稽古運営ができることを目指しました。
(誰が指導に入っても、と言うのは本当に極論で、柔道指導は属人的にならざるを得ない部分が一定の割合で存在すると考えています)。
最近はその仕組み作りの一環として、「幼児・小学生クラス 稽古運営マニュアル」というものを作成しました。
成果物からは誰も想像できないであろう膨大な時間と労力を費やしましたが、このマニュアルに書かれてないこと、書きようがないコミュニケーションの機微みたいなことが重要なんだよなー、と作成後少し虚無感に襲われました、、、。
しかし、「仕組み作り」とはこういったことの繰り返しなんだと、改めて認識した次第です。
また、「東大卒、農家の右腕になる。(佐川友彦・著/ダイヤモンド社)」を読み触発され、【志道館カイゼン計画】なるものを計画しました。
年内に100の改善を目指しています。改善は、本当に細かいことの積み重ねです。
例えば、主要な指導者間での連絡ツールとしてLINE WORKSを導入しました。
今までは、LINEで連絡を取る人、Facebookメッセージで連絡を取る人、メールの人等連絡ツールがバラバラでした。
また、LINE WORKSというくらいなので情報共有等の機能も充実しています。
これをどう使いこなすか、が今後の課題でもあります。
もっと細かいことで言うと、港南道場のクリーナーの位置をどうするか?とか、日々の稽古以外のto doチェックシート作り等、現在36項目の改善計画が着々と進んでいます。
※この書籍は梨園経営について書かれた本ですが、道場経営・道場運営にも当てはまると思います。
町道場の主催者等の役割を担われている方にはおすすめの一冊です。
思えば柔道も、嘉納治五郎が廃れゆく「武」を近代仕様にメソッド化したことがその後の発展のポイントであると思います。
古流柔術の各派はそれぞれの得意技を隠していて、秘技・奥義として門下生に伝えていました。
それぞれに家元がいて、流派を構えているような、バラバラだった柔術各派を「柔道」というひとつの形式にまとめたこと、これが嘉納治五郎が行ったメソッド化です。
技術の体系化だけではなく、「術」より「道」を優先させ、人を絞め殺すための術ではなく、自分自身や他人を高めていく「柔の道」を確立したことも柔道発展の歴史には欠かせないポイントです。
嘉納治五郎は確固たる仕組み(丈夫な時計)を作られたのだと思います。
嘉納師範に思いを馳せながら、志道館の時計作りはまだまだ続きます。
※参考文献
「代表的日本人(齋藤孝・著/ちくま新書)」
館長・坂東真夕子
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