塾生の皆様が健全に柔道を楽しむことができるよう、本ガイドラインを設けます。
本ガイドラインに抵触し、その行為が悪質だと認められる場合、また故意ではなくてもセクハラ・パワハラと取られかねない行為があり、注意を促しても改善が認められない場合は指導者の任を解き、文武一道塾 志道館への出入りは禁止いたします。
目次
①言動について
社会通念上セクシャルハラスメント・パワーハラスメントとみなされる言動は、道場内及び道場外での塾生様との関わりの中で、一切禁止致します。
セクシャルハラスメントとは異性間のみ起こり得るものではなく、同性間でも起こり得ることをご認識ください(同性同士でも下ネタを嫌う人もいますし、同性でも聞かれたくないこともあります)。
②男性指導者が女性塾生と組み合うことを原則禁止
男性指導者が女性塾生と組み合うことを原則禁止致します。
柔道経験者であれば、男性と女性が楽しく立技や寝技の乱取りをしている風景は日常かもしれませんが、そこはリセットして「女性は親しくない男性と至近距離で組み合うことに抵抗がある」という前提に立ち指導に臨んでください。
女性の方がニコニコしていたとしても内心は嫌がっていることもあります。
⑴女性の参加者が一人だった場合の対応について
稽古を担当する際、女性の参加者が一人だった場合
■女性塾生に「今日の稽古で自分(男性指導者)と組み合っても問題ないですか?」と必ず声をかけてください。男性指導者と組み合うことを容認した場合は組み合っても構いません。但し、女性塾生が組み合うことを容認したとしても、寝技は避けてください。
■女性塾生が男性指導者と組み合うことを容認しなかった場合は、単独練習メニューを組み立て、全体とは別に単独練習に取り組んでいただいてください。
⑵女性塾生2名以上で、実力に差があった場合の対応について
女性塾生が2名以上参加していたとしても、実力に差があった場合の対応について
〈例〉Aさん(中高部活経験者)とBさん(入門したばかりの初心者・受身もままならない)が参加した場合
■Bさんの受けは、Aさんがする。
■Aさんが容認すれば、Aさんの受けは男性指導者がする。但し、女性塾生が組み合うことを容認したとしても、寝技は避けてください。
■Aさんが男性指導者の受けを容認しなかった場合には、単独練習メニューを組み立て、全体とは別に単独練習に取り組んでいただいてください。
⑶男性指導者が技の説明をする際の対応について
受け役として女性塾生を指名することを禁止致します。男性指導者は男性塾生に受けてもらってください。
③女性塾生が男性塾生と組み合いたい、と申し出た場合
女性塾生が望んだとしても、男性塾生とは組ませない(男性塾生の方が抵抗を感じる場合もあります)。
④「もしかしたら塾生に不快感を与えてしまったかもしれない」と感じた場合の対応
指導者が自分が担当する稽古の中で、もしかしたら塾生に不快感を与えてしまったかもしれない、と思い当たることがあった場合には速やかに坂東まで報告してください。
⑤指導者がカスタマーハラスメントを受けた場合
指導者が塾生から不快な言動(セクシャルハラスメント・パワーハラスメント・カスタマーハラスメント)を受けた場合には、速やかに坂東まで報告してください。
(例)
■女性指導者が男性塾生から不快な言動を投げかけられた。
■塾生が指導に従わず、改善されなかった。
以上です。
【李下に冠を正さず】の精神で、指導の際には慎重を期していただくようお願い致します。
2022年4月7日 改訂
2020年6月25日
文武一道塾 志道館 館長
坂東真夕子