道場掃除で「心」を磨く~清掃は、やさしさ~
港南道場 2019年7月27日「心を込めて丁寧に掃除をする」これは、「志道館7つの習慣」の1つです。 志道館では、稽古後に参加者全員で掃除を行いま...
道場掃除で「心」を磨く~清掃は、やさしさ~
「心を込めて丁寧に掃除をする」これは、「志道館7つの習慣」の1つです。 志道館では、稽古後に参加者全員で掃除を行いま...
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9月は世界柔道選手権の影響もあってか、沢山の方に入門をしていただきました。成年部の入門者数は四ツ谷、港南の両道場を合わせて16名です。
柔道仲間が増えた分、色々な方と稽古ができ、より柔道も上達していくでしょう。ただし、年齢、柔道歴、体格、体力がそれぞれの塾生様で違うことに関しては、細心の注意を払わなくてはいけません。そこで重要になってくるのが、「三様の稽古」の実践です。
「三様の稽古」とは、「自分より実力が上の相手との稽古」、「自分より実力が下の相手との稽古」、「自分と実力が互角の相手との稽古」の3つを指します。それぞれに正しい方法があり、それらを実践すればどの相手とも安全に稽古ができ、お互いに上達することも可能です。
実力が上の相手と稽古をする時は、臆することなくどんどん技を試すことが大切です。改善が必要な技は、すかされたり、返されることもあるでしょう。しかし、良い技はきちんと投げられてくれるので、正しい技を身につけることができます。
実力が下の相手と稽古をする時は、理にかなった技できれいに投げることを心がけます。また、相手の技を上手に受けてあげることも大切です。こうすることによって、自分自身も正しい技の入り方を再確認することができます。
互角の相手と稽古をする時は、正々堂々と自分の力を出し合います。ただし、「投げた、投げられた」にこだわりすぎず、共に良い技を認め合うことが重要です。互いに切磋琢磨することで、心技体は磨かれていきます。
今回、「柔道学びウィーク」と題し、「三様の稽古」について1週間学び続けました。稽古前に指導者から「三様の稽古」の意義をしっかりとお伝えし、稽古後には塾生様同士で稽古の振り返りを行いました。塾生様からは、以下のようなご意見がありました。
■「三様の稽古」という言葉を初めて知りました。志道館では、「黒帯は白帯の技を受ける」という文化が確立しており、黒帯の方たちは「三様の稽古」を実践してくださっていたのだと気づきました。このような道場であれば、初心者も安心して柔道ができますね。
■黒帯になって受ける機会が増え、「上手く受けることは難しい」と実感しています。白帯時代に沢山受けていただいた分、恩返しとして沢山受け身をとり、より深く技を追究していきたいです。
■「相手を投げたい」、「相手に投げられたくない」ということばかり考えていたので、いつも肩に力が入っていました。勝ち負けのみにこだわらず、良い柔道を目指そうと思います。
柔道の「試合」における負けは、投げられたり、抑えられたりすることです。しかし、「稽古」は違います。実力が上の相手に思いきり技をかけて返されても、実力が下の相手に抑え込まれてあげても、それは負けではありません。そこには、必ずお互いの成長があります。投げたり投げられたりを繰り返しながら技を覚え、お互いに高め合っていくことが最も大切です。「三様の稽古」の実践は、「自他共栄」精神の体現にもつながります。
中学生から60代までの柔道家が集い、共に楽しく柔道をできることは、志道館成年部の最大の魅力だと思います。今後もこのような文化を継続させていくためには、塾生様全員に「三様の稽古」をご理解、実践していただくことが重要です。これからも、柔道の理念について学ぶ機会を設けながら、生涯柔道の実践をサポートしてまいりたいと思います。
綾川 浩史
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