「視覚障害者」と「柔道」〜視覚に障害のある...
幼児・小学生クラス<稽古風景・古典素読・勉学・しつけ> 2015年2月16日目が不自由なのに、柔道なんて!と思ってませんか? 「視覚障害者柔道」とは? 1931年京都府立盲学校で、当時の「体操科...
「視覚障害者」と「柔道」〜視覚に障害のある...
目が不自由なのに、柔道なんて!と思ってませんか? 「視覚障害者柔道」とは? 1931年京都府立盲学校で、当時の「体操科...
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「柔道の稽古」といえば、打ち込みや乱取りを思い浮かべる方も多いと思います。
実際に私自身も長い柔道選手生活の中で、大きな枠で言うと打ち込みや乱取りが主な稽古方法でした。
しかし、柔道の創始者 嘉納治五郎師範は、柔道修行として『形』『乱取り』『講義』『問答』の4つを挙げています。
文武一道塾 志道館を立ち上げて5年半 多くの方々を指導してきた中で、嘉納師範の言うところの『講義』『問答』の必要性を痛感していました。
また、自分が指導者になるに当たり 柔道や嘉納師範について勉強を重ねていく中で、嘉納師範が説いた柔道の根底にある思想哲学や精神は、現代社会を生きる私たちにとって、人生を豊かに生きるヒントがたくさんあることに気づかされました。
少年部では、昇級試験の中に柔道の基本理念や嘉納師範遺訓が含まれていたり、
嘉納師範について学ぶ場を、稽古後に設けたこともあります。
しかし、成年部では数年前に一度 柔道勉強会をしたきりで、それ以降はなかなかそういった機会を設けられずに月日だけが経ってしまいました。
その状況を打破するために、今年3月に成年部内で分科会を立ち上げました。
その名も「嘉納治五郎研究会」。
メンバーを募集したところ、3名の方が手をあげてくださいました。
それぞれの柔道歴・バックボーンを持つ3名です。
「嘉納治五郎研究会」が中心になり、定期的に『講義』『問答』を通してより柔道を深めていく場を設けていく計画です。
その第一弾となる車座を、4月30日と5月1日の特別稽古会の中で実施しました!
当日は、幼稚園年長から50代の方まで幅広い年代の方が参加していました。
打ち込みや乱取りで汗を流した後、4〜5名でグループを作り「柔道とは何か?」と
いうシンプルな問いに対して意見を出し合いました。
そしてグループで出た意見を代表者が発表します。
私自身は、元世界チャンピオンである柏崎克彦先生が仰った
「柔道は人が幸せになるためにある」
という言葉が大好きで、この言葉が全てを言い表していると思っています。
この言葉で大事なのは、「幸せ」とは自分一人の力で成り立つ訳ではなく、そこには多くの他者が関わっている、ということです。
自分が幸せならば、何をやってもいい、ということではありません。
例えば、乱取りでもルールや規範を守り、相手を思いやる気持ちがあってこそ、お互いに気持ちがいい稽古ができるのだと思います。
車座後、幼稚園年長の少年が(3歳からフランスで柔道を始め 4月から日本で暮らしている少年です)、「フランスの道場でも飾られていた おじいちゃんの写真が、誰か分かった!」と言っていたそうです。
これだけでも、車座を実施した甲斐があります。
文武一道塾 志道館 成年部では、これからも定期的にこういった場を設けていきます。
それぞれが、それぞれの「柔道」をより楽しみ深めていける、そんな場にしていきたいと思います。
館長・坂東真夕子
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