柔道は「難しい」から面白い!
館長(コラム・講演・対談) 2017年7月13日自分自身の人生を振り返ってみると、柔道以外に長く続けたものはありません。 「趣味は?」と聞かれて、明確に答えられるよ...
柔道は「難しい」から面白い!
自分自身の人生を振り返ってみると、柔道以外に長く続けたものはありません。 「趣味は?」と聞かれて、明確に答えられるよ...
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志道館では「投技」「寝技」「受身」などの柔道の基礎となる動き以外に、たくさんの運動を取り入れています。
稽古の最初は、準備運動。
その後、柔道稽古に入る前に、ウォーミングアップやアクティビティに取り組みます。
代表的なメニューをいくつかご紹介しましょう!
手をついた状態で向き合い、相手の肩を左右交互にタッチします。
握る力、引く力の強化!
相手の柔道衣を握り、置いていかれないようにしっかりと掴まります。
背中でつま先を持って、バランスをとりながら前へ前へ。
つま先を上げて歩きます。(これが結構キツイ。。。)
腰につけた色紐を鬼に取られないよう、うまく体を翻して逃げます。
集中してその日のメニューをやり切ったら、子供たちが好きなゲームを選びます。この日は、ドッチボール。
なかなか激し目に、ボールが投げられます。
静かな動きだからこそ、体の軸が整っているか、体の末端をちゃんと動かせるか、試されます。
柔道の練習以外に、何故これだけバラエティに富んだメニューで体を動かすかというと、成長期に身につけた方が良いとされる
「基礎体力」・「ゼネラルスキル」・「スポーツスキル」を高めたいと考えているからです。
こちらの記事に詳しく語られています。ぜひご覧ください!
〈基礎体力を見直す〉
https://www.cramer.co.jp/1611-2/
柔道のみならず、スポーツの専門性を高める上で重要な「基礎体力」と「ゼネラルスキル」。
柔道は運動強度が高く、「基礎体力」を高めるのに絶好の武道です。
また柔道場という場所は、全面、畳。
普通の家庭にある「井草の畳」ではなく、衝撃を和らげるクッション性の高い「柔道畳」を敷き詰めています。
はだしで飛んだり跳ねたり、走ったり、転がったり、と様々な体の動き・アクティビティに対応可能です。
日々の稽古の中で「ゼネラルスキル」がまんべんなく強化されるようアクティビティメニューを工夫しています。
飽きずに集中力が続くように、その日に集まる子の年齢や習熟度、体力などを考慮し、毎日練習内容を変えています。
「基礎体力」や「ゼネラルスキル」を健全に高めていくこと、これはアスリートを目指すような競技に特化した人だけでなく、一生涯にわたる運動習慣を身につけるためにも大切なことだと考えています。
何ごとも土台作りが大切です。
いろんなことにチャレンジしていく、困難を乗り越える。
これは一見、心を強くしたり精神力を鍛えたり、いわゆる”メンタルの強化”が大事と考えれがちですが
【体=器・土台】がしっかりしていなければ、耐え抜く力を持ち続けることは難しいと言えます。
生涯にわたり健康で豊かな生活を送るためにも「基礎体力」を子供のうちから高めておくことが重要です。
今後、さまざまな理由で柔道から離れることがあっても、志道館での体験が子供たちの未来を支える土台となることを願っています!
館長補佐 近藤
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