柔道を通して、“失敗”に強くなる。
館長(コラム・講演・対談) 2016年2月22日負ける練習 相田みつをさんの作品に、「負ける練習」という詩があります。 私の母校・高知学芸中高等学校の道...
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志道館では、月の始めに「今月の目標」を子供たちに共有しています。
週に1回もしくは2回、稽古に通ってくる子供たち。
1ヶ月間をかけて、毎日の稽古の中でその目標を達成するための練習を重ねます。
そして月末になると『確認テスト 兼 コンテスト』を実施しています。
1月の目標
①大内刈りをレベルアップさせる②袈裟固め、鉄砲返しが上手にできるようになる
③挨拶の徹底
1月の最終週に「確認テスト」は柔道の技について(1月でいうと①②)についてテストをしました。
確認テストは、子供それぞれが自分の成長を知るために実施しています。
「今月の課題に対してこの1ヶ月どこまで取り組めたか。何ができるようになったか。」など、練習の成果を確認するわけです。
この「確認テスト」と同時に「コンテスト」をします。
コンテストは「確認テストの中で誰が一番上手だったか?」を見ています。
・大内刈り「崩しの方向はどっちかな」
・袈裟固め「押さえ込む時の最初のお尻の位置は?相手の腕はしっかり脇の下に挟むんだよ」
・鉄砲返し「しっかり体を横にして相手に密着させて返すんだよ」
など、それぞれの技について
先生が質問し、子供たちが口頭で答えながら、ポイントを押さえていきます。
その後、実際に体を動かして練習。
まずは袈裟固めの押さえ方、そして鉄砲返しのやり方を反復。
続いて、大内刈りから袈裟固めへの移行も練習します。
お互いが教え合い、確認しあって、確認テストに備えています。
いよいよ確認テストの時間を迎えます。
大内刈りで相手を投げ、そこから袈裟固めに移行。
寝技に入ったら真剣勝負です!!
抑え込めるか、はたまた鉄砲返しで返されるか。
先生だけでなく、他の子供たちも勝負を見届けます。
先生が
「あとで、どこが良かったか、小学生には発表してもらいますからよく見ておくようにね」と声をかけると
子供たちの見る目も真剣な眼差しに変わりました。
「いいところを探すため、近くに行ってもいいよ」と伝えると子供たちは素早く立ってよく見える位置に移動し、注意深く見ていました。
確認テストが終わると、小学生たちは率先して手を挙げ、良かったところを言語化していきます。
「相手をちゃんと左後ろ隅に崩して大内刈りをかけていたのが良かった」
「鉄砲返しの時、相手に密着できてたからうまく返せてた」
と具体的にコメントしてくれました。
幼児クラスの子供たちは確認テストはやりませんが、小学生たちに受けてもらいコンテストは参加します。
確認テストが全て終わると、誰のどこが良かったか、先生がフィードバックします。
一人一人、柔道を始めた時期も体の大きさも、得意不得意もみんな違いますので、
それぞれの子に合ったアドバイスをします。
先生から言われたことが、今後の稽古の取り組む課題になっていくわけです。
確認テストが終わった後で、コンテスト優勝者の発表し、
小学生から一人、幼児から一人、選ばれた子に拍手を送りました。
子供たちが自分自身の成長を感じられるように実施している「確認テスト」と「コンテスト」。
目標を定め、そこに向かって練習を積み重ねた先にある、達成感を味わって欲しいと思っています。
館長補佐 近藤
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