【子ども×柔道】柔道場は人の成長を促す空間...
幼児・小学生クラス<稽古風景> 2022年2月18日柔道にはあって、他のスポーツ・武道にはない物の一つが「柔道場」です。 「柔道場」には柔道専用の畳(=柔道畳)が敷かれ...
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先日、第16回新宿区少年少女柔道大会に参加してきました!
あくまで「任意参加」という中、小学生クラスの半分弱18名が試合に臨みました。
全員公式試合は初めての経験です。
大会前、試合出場者と「3つの約束」を交わしました。
一、勝っても負けてもきれいな礼をする
一、最後まで全力を出し切る
一、受身をしっかりとる
大会当日、いつもとは違う道場(新宿スポーツセンター)で、朝の集合時から緊張した面持ちの子どもたち。
ウォーミングアップを終え、開会式を経てあれよあれよという間に試合が始まりました。
見てる私も緊張しました。
応援の保護者の皆様も緊張されていたと思います。
自分よりも体の大きな相手に果敢に立ち向かった子、終始緊張していた子、見事な大腰で会場を沸かせた子、支釣込足を駆使して見事優勝した子、最後の最後で投げられて負けた子等々、それぞれの小さなドラマがありました。
みんな「3つの約束」を守って、堂々とした戦いぶりでした。
私は柔道の試合は「人生の縮図」だと感じています。
柔道の試合は、周りがどんなに熱心に応援してくれたとしても、試合が始まれば頼れるのは自分一人です。
試合時間という短い時間の中で、様々な決断や判断を自分でしなければいけません。
前に出れば相手に技を返されたり、タイミングを合わせられる危険性もあります。
なので、技を掛けるのには勇気と思い切りが必要です。
一対一の試合に負けると、より悔しさを感じます。悔しい中でも相手への敬意を忘れず礼で締めくくる。ここには自分の感情をコントロールする自制心が必要です。
両親や周囲の大人たちからどんなに愛情をかけられたとしても、子どもはいつか保護者の庇護のもとを離れ、自分の足で自分自身の人生を歩んでいかなければなりません。
大会に出場した子どもたちにとって、周囲に応援されながら自分一人で戦い抜いた経験が、自信に繋がってくれたら嬉しく思います。
今大会は、組み合った状態から試合を始めたり、試合後に指導者との「乱取り錬成会」があったりと、健全な大会でした。
また、志道館初の優勝者も誕生し、私自身も様々なことを感じたよい機会となりました。
また来年もチャレンジしたいと思います!
館長 坂東真夕子
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