2023年1月~3月の稽古方針・内容について

<通常稽古において「受身・受け方」の練習を重視します>
 
12月11日に開催した柔フェスで“大人柔道”の課題(下記)を改めて感じました。
 
⑴相手に投げられた時の「受身」、相手の投技に応じた「受け方」が未熟
⑵“崩し”ができていない(釣手・引手の使い方が不十分)
 
 
志道館ではまずは⑴の課題解決に向けて積極的に取り組んでいきたいと考えています。
 
 
⑴について、原因としては下記のことが考えられます。
 
A.スキル的要因
そもそも「受身・受け方」の技術が未熟(教えられていない,練習不足)
 
B.知識・精神的要因
・「投げられまい」という気持ちが強すぎる
・「投げられることが怖い」(普段の稽古から投げられ慣れてない)
・「三様の稽古」を理解していない(熟練者との乱取りでも潔く受身をとろうとしない)
 
2023年1月~3月期においては、スキル的要因の解消(「受身・受け方」のスキルを高めていくこと)を目標として稽古に取り組みます。
 
 
具体的には、
・安全な受身の形を正確に覚える(頭の理解だけでなく、体でも覚える)。
・投げられ慣れる(実際に投げられる、または疑似体験する練習を増やす)。
です。
 
 
「受身・受け方」が上手になるといいことがたくさんあります。
 
・自分が怪我をしない。相手に怪我をさせない。
“自分の身を守れる”ということは、“相手の身を守れる”ということです。
 
・相手の成長を促すことができる。
投技のスキルアップのためには、“受け”がうまい相手と練習を重ねることが一番です。
 
「“受け”がうまい」ということは、投技の理合いをよく理解している、ということが言えます。
 
 
「受身・受け方」を磨くということは、自身の投技への理解を深めることにも繋がってくることは間違いありません。