子どもたちの心に芽生える「自他共栄」精神~...
港南道場 2019年7月18日志道館の子どもクラスは、幼児と小学生が一緒に稽古をしています。「年齢」や「級」によって、難易度や負荷を変えたりもしま...
子どもたちの心に芽生える「自他共栄」精神~...
志道館の子どもクラスは、幼児と小学生が一緒に稽古をしています。「年齢」や「級」によって、難易度や負荷を変えたりもしま...
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港南道場は報知新聞社の中にあります。
以前は印刷用の輪転機が置かれ、その後しばらくは倉庫として放置されていたところを志道館が道場に変身させました。
道場部分だけでも80畳以上ある、広々とした空間です。
この道場部分と扉を閉めて音を遮断することができる勉強スペースがあります。
今日はこの道場の中で、どのように学習環境を作っているかご紹介します。
子供によって集中できる状態は違います。
・人の気配がある方が頑張れる子
・ちょっとでも音がすると気が散ってしまう子
・壁に向かってやりたい子
・放っておいて欲しい子
・確認しながらじゃないと不安だから先生の近くがいい子
などなど。
道場の広さを活かし、一人で黙々とやりたい子供には道場での学習を進めています。
フリーアドレス制で、自分で選んだ好きな場所でやっています。
時々、先生が巡回したり
子供たちが「質問ある〜」とダッシュして来ることも。
どんな環境だと集中できるか、学習を進めやすいか、
自分自身で判断できるようになって欲しいと思っています。
自分のことを自分で決める練習、でもありますね。
勉強をする部屋の壁はなるべく白いところを残す(掲示物を貼らない)ようにしています。
いろんなものが目に入ると、それだけで情報が取り込まれてしまい、脳がエネルギーを消費してしまうからです。
目の前の教材に集中できるよう、筆記用具など必要な物だけをテーブルに出すようにします。
子どもが集中できる時間は
・未就学児~小学校低学年の場合は「年齢プラス1分」程度
・高学年から中学生でも「15分」ほど
と言われています。
勉強時間を長く取れば良い、というわけではありません。
・やるべきことは5分〜10分に区切る
・ストップウォッチを使って「はじめ」と「おわり」を明確にする
・どうしてもやる気が出ない場合は10分ほど休憩をとり、リフレッシュする。
・かかった時間、一定時間内にどれくらい取り組んだか、などゲーム感覚で学習できるようにする
など、時間を意識して取り組めるようにしています。
「はい、ここから1時間勉強ね」みたいに、大きな単位で伝えてしまうと
それだけでテンションが下がってしまうので【やること】【かける時間】を小さいピースに分けて、進めるようにしています。
時間を管理することも、学習環境を整える取り組みの一つです。
日々のカリキュラムは、規則性を持たせることにしています。
柔道の稽古
↓
実語教の素読
↓
掃除と着替え
↓
振り返りノートの記入
↓
学習
この流れはいつも同じです。
やるべきことをやる順番が決まっているということは
気持ちを切り替える儀式になります。
集中すべき時間にスイッチを入れることができるように、きっちりとルーティン化しています。
子供たちにのびのび自由に過ごしてもらう時間も大事ですが
規則正しさやきっちりしたルーティンを設けることで、メリハリがついた道場時間になると考えています。
このように、さまざまなやり方を試しながら
学習時間の向上に努めています。
環境は作れるもの。
工夫次第でどんなアレンジもできますので、これからも子供たちの様子を観察しながら、最適な環境を作っていきたいと思っています。
見学、体験、いつでも受け付けておりますので
入門をご検討されている方は遠慮なくご連絡ください!!
館長補佐 近藤智子
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