世界に誇れる日本の柔道
港南道場 2019年5月14日全日本代表として日の丸を背負って柔道をする。これは多くの柔道選手が持っている夢だと思います。残念ながら、私は坂東館長...
世界に誇れる日本の柔道
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四ッ谷本部道場小学生クラスでは、アメリカ人で某英会話教室で長く講師を務めた経験もあるサマンサファーマー先生と、帰国子女である瀧澤亜希子先生から毎週金曜日に英語を学んでいます。
このクラスの目的は【地球規模で活躍できる人材の育成】です。
柔道場で英語を学ぶとはどういうことなのか、私自身が感じている柔道場と英語教育の親和性などは改めてコラムにしたいと思います。
今回は、文武一道塾 志道館 英語クラスがレッスンの中で何を大切にしているのか、英語を通して子供たちに何を身につけて欲しいのかをご紹介します。
何事も相手や周囲に、自分から心を開くことが大切です。
また、相手に心を開いてもらうためにも、礼儀や傾聴の姿勢も大事。
ですので、英語レッスンの中でも、柔道稽古時と同じように互いに敬意を持つことを大切にしています。
間違いを恐れずチャレンジする姿勢を重視し、レッスン中のネガティブワードはNGにしています。
(例えば、やる前から「難しいよー」「できないよー」等)。
最初は英語の絵本を読むのも嫌がっていた小2男児が、最近では自主的に英語の絵本を持ち帰り読んで来るようになりました。
柔道も何でも、初めから完璧にできる人なんていません。
「まずはやってみる」この姿勢が小さな成功体験に繋がり小さな自信が蓄積し、自信が「確信」へと変化していくのだと思います。
英語レッスンの中では、同じ意味の英語でも日によってわざと言い方を変えています。
(例えば、What color do you like?とWhat’s your favorite color?等)
英語で何を指示されているのか、詳細な意味は分からなくても、状況やそれまでの流れを鑑み、まずは予測してみる。状況判断をする。という姿勢を養うように心がけています。
意味は分からなくてもニュアンスは分かるようになります。
ニュアンスは大人になっても忘れることはありません。
最近では子供たちは分からないことがあっても、自発的に先輩や先生に聞きにいくようになり、柔道と同じく教え合う文化も醸成されました。
レッスンが終わった後は、必ず子供たち一人一人にフィードバックをしています。
英語理解度・挨拶・態度・自主性・宿題(宿題をやってきたかどうかとその内容について)・キャラクター(リーダーシップや親切心等が発揮されたか)の6項目をポイント制にし、ポイントとなぜそのポイントにしたのかを英語レッスンの終わりに、子供たち一人一人に伝えています。良いところは褒め、課題は課題として明確に具体的に伝えることで、英語のみならず人間的な成長を促します。
相手に対し自分から心を開くこと、どんなことでもまずはチャレンジしてみること、状況判断し自ら考えること、リーダーシップを発揮したり周囲に親切にすること、、、これはまさに柔道の基本理念である「精力善用」の体現であると感じています。
次回コラムでは『具体的な英語スキルとしてどういったことを重視しているのか』をご紹介します!
館長・坂東真夕子
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