【幼児・小学生への柔道指導】釣込腰の極意!...
館長(コラム・講演・対談) 2020年11月2日2020年1月19日に開催した第6回志道館杯では、柔道界のレジェンド・岡野功先生をゲストにお招きし、3歳児〜50代の塾生の皆さん...
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8月のある稽古の日。
稽古参加人数が4人、と少ない日でした。
暑い日が続く中、学校も始まり少し疲れている様子で全体的に集中力に欠けていました。
子供なのでそんな日もあります。
そこで、基礎練習が終わったところでトレーニングメニュー部分を子供たちに考えてもらうことにしました。すると子供たちは使命感に燃えて上級生を筆頭にとても張り切って考えてくれました。
まず、道場にあるトレーニング道具を出してきました。ラダー・ケンケンパの輪っかやミニハードルにマット。それをいつもサーキットトレーニングで行うように並べます。
並べ方は子供たち曰く「ちょっといつもよりレベル高め」。
危険な並べ方ではないかのチェックだけ行い「サーキットにするの?」と改めて聞くと「サーキットしながら鬼ごっこ」という答えが。
4人の中ではルールが決まっていて、先生はタイムを1分測る係を任命されました。
4人で4種目の各位置からスタートをして、トレーニングをズルしたらアウト。
赤の輪っかに入ったらアウト。
ミニハードルを倒したらアウト。
マットジャンプを適当に飛んだらアウト。
など子供達なりにいくつかのアウトを決めていました。
1分間トレーニングをしながら鬼にタッチされないように逃げるというトレーニングゲームです。周りの子がアウトではないかもお互いが見ながらのトレーニングだったので、自然と周辺視野も使っていたと思います。
鬼の前の種目の子は捕まりやすいのでは?と思いましたが、意外とそんなこともなく楽しそうに全力で行っていました。
また、自分たちで決めたルールなので、しっかり守り意識をしながら、汗だくで頑張っていました。
集中力に欠けていた姿が嘘のようです。
いつもは、指導者側が考えたメニューを順番通りに進めていきますが、時には自分たちで考えて決めるということも、使命感や責任感が生まれてプラスの効果を感じました。
最初はもっと遊びに近いメニューを考えるのかなと思っていましたが、子どもたち自身が考案したメニューは「サーキットトレーニング鬼ごっこ」。
しかもアウトが意外と厳しいラインで決められていて、しっかりトレーニングを行うメニューだったので、子供たちの発想に感心しました!
子供たちは遊びの天才なので、色々な運動遊びを知っています!ルールを決めるときに出てくる案もこちらが「なるほど」と思うものもあります。
今後も子供たちの柔軟な発想にもヒントをもらいながら楽しく全力で体を動かせるトレーニングを行っていきたいと思います。
野尻 麻実
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