【小学生×習い事】硬筆に3ヶ月取り組んで見え...
幼児・小学生クラス<稽古風景> 2023年7月22日2023年4月からはじめた小学生クラスの「硬筆」。 志道館の書を書いてくださった蘭舟先生によるオリジナルテキストで一日15分...
【小学生×習い事】硬筆に3ヶ月取り組んで見え...
2023年4月からはじめた小学生クラスの「硬筆」。 志道館の書を書いてくださった蘭舟先生によるオリジナルテキストで一日15分...
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港南道場の子どもたちは、そのほとんどが志道館で柔道を始めました。柔道場に通うことにも少しずつ慣れ、柔道や学習を一所懸命頑張っています。
最近は、「けじめ」のある稽古ができるようになってきました。楽しむ時は楽しむ、真剣にやる時は真剣にやる、というメリハリがつき、稽古内容は徐々に進歩しています。
稽古の質が上がった要因は、「静」の所作が身についたことにあると考えています。柔道を始めたばかりの子どもたちは、「気をつけ」や「立礼」をうまくできません。「つま先を開くよ」、「柔道の礼は手を前にするよ」と繰り返し、何度も教えます。「正座」と「座礼」は更にハードルが高く、慣れない姿勢で座ることは、とても疲れるようです。 しかし、1ヶ月も経つと、「気をつけ」・「立礼」・「正座」・「座礼」の4つの形が整いだします。 正しい動きを体にしみこませるための反復練習は、これから先の技術習得においても必要です。また、この4つは、相手に対して敬意を伝えるために、きちんと覚えなくてはいけません。そういった意味で、ここが「稽古の第一歩」なのです。
打ち込みや乱取り、トレーニングといった「動」の稽古を安全に行うためにも、この「静」の稽古が必要です。「先生の説明をよく聴く」、「相手に礼をする」といった僅かな「静」の時間を作ることが、稽古への集中につながります。4つの所作が身につくと「自制心」が芽生えるのかもしれません。
自然と心が落ちつき、自分勝手な行動も減ってきます。「形が心をつくる」とは、まさにこのことでしょう。
※コラム「礼」は身を助く~柔道で「お辞儀名人」になる~ 参照
志道館では、柔道の稽古以外にも「静」の時間を大切にしています。稽古前後の「学習」、稽古内容を振り返る「志ノート」、正座で行う「志道館五訓の復唱」や「古典の素読」です。これらを通して、頭や心を鍛えるだけでなく、「集中力」や「忍耐力」も養うことができます。
意外かもしれませんが、子どもたちは、この時間も楽しそうです。特に『実語教』の素読は人気があり、自主練習をしてくるお子さんもいます。
港南道場が、本格的に始動してから約5ヶ月が経ちました。この短期間の中でも、様々な変化があったと思います。
今回ご紹介した子どもたちの成長も、その内の1つです。まだまだ教えるべきことは沢山ありますが、子どもたちが、柔道という「道」を確実に歩み始めたことをとても嬉しく思っています。
1年後、3年後、10年後…、子どもたちとこの道場がどのように成長しているか、とても楽しみです。
綾川 浩史
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