港南道場 幼児クラス・小学生クラス〜「体捌...
港南道場 2020年9月30日港南道場の幼児・小学生クラスの子供たちは稽古の最後に行うトレーニングゲームを楽しみにしています。 中にはそれを励みに...
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「頭の中のイメージに、体がついていかない」
久しぶりに運動をした時に、このような経験をしたことはありませんか?
これは、スポーツに限らず、階段の上り下りなど、日常的な動作においても起こりうることです。「昔はこんなはずではなかったのに…。」そう思われる方も多いでしょう。
一般的に、年齢を重ねた分、体は動かしにくくなります。それでは、志道館が掲げる「生涯柔道」は、どのように実践していけばよいのでしょうか。
先日、非常に興味深い研究内容が、「又吉直樹のヘウレーカ!」(NHK Eテレ・毎週水曜午後10時放送)で特集されました。運動時の脳内に注目し、体を正確に制御するメカニズムを研究されている内藤栄一先生(脳科学者・情報通信研究機構研究マネージャー)は、番組内で以下のようにおっしゃっています。
(大人の)運動は伸びていないように見えて、限りなくわずかに伸びていくんです。どんな運動も、必ず微妙に伸びていきます。10代の若い頃に全て終わっているのではなくて、もっとゆっくりしたタームで運動は成熟していくんです。脳の神経系の束は、使えば使うほど鍛えられる。例えば太くなったり、本数が増えます。
私は趣味でスキーをやっているんですけれども、50を超える年になっても、昔できなかったようなものが、癖が直ってきて、うまくなっていくという実感があります。
東京都スキー連盟主催の大会結果(45歳以上の部・すべりのうまさを競う大会)
48歳 25位/50名
☆49歳 7位/49名 ←50歳を前に急激に成績が上がった!
52歳(今年) 9位/47名
大切なのは、「やり続けること」だと思います。諦めなければ、伸び続ける。
そう信じています。
内藤 栄一
「スキャモンの発育曲線」で知られているように、神経系は12歳頃までに、ほぼ100%発達すると言われています。したがって、幼少期に、色々な動きを習得することが望ましいでしょう。
ただ、大人の皆さんも、ご自身の技術向上に関して諦める必要はありません。脳が動きを覚える力は、大人になってからも少しずつ伸び続けることが、内藤先生の研究により実証されています。
志道館成年部の稽古を見ていて、塾生様の「技術的な伸び」を感じることが、頻繁にあります。初心者の方の受け身は、練習を重ねる程上手になり、知らなかった技も、時間をかけて練習することで「できる」段階から、「使える」段階へと成熟していきます。塾生様と直接組み合うと、その上達はより実感でき、「力」だけではなく、「技」で一本をとれる方も増えてきました。
これは、「志道館エクササイズ」で柔道に適した体を作りつつ、打ち込みや研究で、地道に技を磨き続けている成果だと思います。諦めずにやり続けていけば、何歳になっても技術は伸びるのです。これからも、ご自身のペースで、継続的に稽古を行っていきましょう。
また、志道館では「形」の稽古日も設けております。形の稽古は、「生涯柔道」を実践する上で欠かせないものです。柔道の「理合」を体得することができ、とてもよい運動にもなります。ぜひ、形の稽古にもふるってご参加ください。
※コラム「柔道技術の壁」参照
※コラム「志道館エクササイズ~柔道に適した体づくり~」参照
※コラム「成年部 稽古風景(技の形をしっかり意識しよう〜」参照
日本には、「生涯柔道」を実践されている方に向けた大会が、いくつかあります。例を挙げると、講道館や各地方で行われている「高段者大会」や、国民体育大会の開催地でその翌年に行われる「日本ベテランズ国際柔道大会(日本マスターズ柔道大会)」です。両大会共に、80歳を超えた方も出場されており、その勇姿には、頭が下がる思いです。出場者の皆さんは、心身共に若々しく、活力に満ちあふれています。志道館は、このような柔道界の大先輩方を見習い、「大人が柔道を趣味にできる環境作り」を、今後も行っていきます。「生涯柔道」の実践者がどんどん増え、いつの日か志道館のゼッケンをつけた選手が、このような大会に出場する日がくるかもしれませんね。
みなさんも、柔道でアンチエイジングに取り組んでみませんか?
綾川 浩史
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