「柔道の指導」と「表現力」~むずかしいこと...
港南道場 2019年9月12日柔道の技を身につけるのは、簡単ではありません。だからこそ、私たち指導者は技術のポイントを絞り、分かりやすくお伝えする...
「柔道の指導」と「表現力」~むずかしいこと...
柔道の技を身につけるのは、簡単ではありません。だからこそ、私たち指導者は技術のポイントを絞り、分かりやすくお伝えする...
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『〈勝負脳〉の鍛え方』(講談社現代新書)の著者としても有名な脳医学者の林成之先生は
「脳の機能を最大限に活かすためには、脳神経細胞がもつ本能を磨くべきだ」
(『脳に悪い7つの習慣』林成之・幻冬舎新書より抜粋)
と語られています。
また、人間の脳神経細胞がもつ本能はたった3つだと言います。
林先生のいくつもの著書、またお話の中で繰り返し語られている3つとは
「①生きたい②知りたい③仲間になりたい 」です。
柔道には、この3つの本能を、磨くことができる要素が沢山あります。
①生きたい
柔道は、健康な心身をつくります。志道館では、塾生様の年齢、体力、柔道経験に合わせた無理のない稽古、指導を行っており、段階的に、個人のレベルに合わせて体を鍛えることが可能です。稽古前の準備運動では、体全体の柔軟性や筋力を向上させるためのプログラムを各クラス毎に取り入れており、約30分間のウォーミングアップが終わると、皆さんが爽やかな汗をかかれています。技術の習得におきましても、左右両方の組み方で技を覚えるため、体の一部分に負担がかかりすぎることはありません。「左右の両組み」は柔道界では珍しい試みかもしれませんが、幼年部、少年部、また初心者の方はあまり抵抗なく取り組むことができており、経験者の方も新たな技の可能性が広がっていくことを楽しまれています。そして、柔道の基本である「受身」の習得は、万が一転倒などした時などの安全対策の1つにもなるでしょう。
柔道をしたあとは爽快感があり、ストレス発散、心の健康増進にも最適です。柔道で「生きる力」を養い、心身ともに健康になりましょう。
②知りたい
柔道には沢山の立技・寝技があり、その1つひとつがとても奥深いです。志道館では、技術を「感覚」だけでなく「論理」でも理解、習得していきます。「一本」の陰には様々な要素が重なっており、投げても投げられても「なぜ?」という疑問が常にわいてきます。それらの疑問を1つずつ解決していくことで、技術はもちろん、論理的思考力も向上していきます。小学校の高学年にもなると、低学年や幼稚園児対して「技がかからないのは、相手の力を使っていないからだよ。」といった論理的なアドバイスをしてくれることも増えてきます。
成年部の塾生様も、常に探究心を持って稽古に取り組まれており、いつも沢山のご質問をいただきます。その内容のレベルの高さには、驚かされることばかりです。
志道館では月毎にテーマとなる技を設定し、皆さんで一緒に探究していきます。もちろん、1ヶ月で1つの技が完成するわけではありませんが、奥が深い柔道の技をじっくりと時間をかけて学ぶ過程はきっと楽しいはずです。柔道は皆さんの知的好奇心をくすぐりますよ。
③仲間になりたい
柔道は「心の握力」を鍛えてくれます。お互いに相手の道衣を掴み、技を掛け合う柔道は、1度組んだだけで、すぐに仲良くなれる武道です。私も言語が通じない海外の方と稽古をしたことが何度もありますが、その度に「柔道は軽く国境を越えられる」と実感しています。志道館では、3歳~60代まで幅広い年齢層の方たちが在籍しており、学校、職種、国籍を越えて様々な方との交流ができます。道場はまさに社会の縮図と言えるでしょう。その中で、相手に対していたわりの気接ちを持って接し、共に高め合っていく関係が構築できることは、とても魅力的ですね。きっと道場内での経験は、実社会の中でも役立つはずです。柔道を通して「心の握力」を鍛え、沢山の仲間をつくりましょう。
柔道には「生きたい、知りたい、仲間になりたい」という脳の本能を満たしてくれる要素が詰まっています。生活の中に柔道を少しでも取り入れていくと、より充実した人生が送れるのではないでしょうか。
志道館では、これからも「柔道が好き、楽しい、面白い」と思える道場作りを心がけてまいります。
綾川 浩史
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