【高知県】志道館こども柔道教室(学芸柔道場...
館長(コラム・講演・対談) 2024年7月20日株式会社志道館(代表取締役 坂東真夕子)は、この度、高知学芸中学高等学校 柔道場にて、『志道館こども柔道教室』を立ち上...
【高知県】志道館こども柔道教室(学芸柔道場...
株式会社志道館(代表取締役 坂東真夕子)は、この度、高知学芸中学高等学校 柔道場にて、『志道館こども柔道教室』を立ち上...
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文武一道塾 志道館 少年部では、毎月2種類の目標を設定しています。
一つは柔道の技術面、もう一つは生活面です。
5月の目標は
①前回り受身
自分のため、相手のために正しく安全に受身をとる。
②柔道着をきれいにたたむ。つめを切る。
です。
①の目標に絡め、最近の乱取り稽古では、“受身上手”選手権を実施してます!
文字通り、乱取り稽古中に誰が一番上手な“受身”をしているか?を競うものですが、柔道経験者なら分かる通り、相手に合わせた“受身”って意外と難しいものです。
受ける方の受身に自信がないと、相手に潔く投げられることはできません。
子供たちには、技が掛かってもないのに投げられるのではなく、相手の技(力)を最大限に引き出す“受身”が上手な“受身”あり、相手をいかに強そうに見せてあげるかがポイントだと説明しました。
柔道の基礎って、間違いなく「受身」だと思います。
「受身」は柔道の基本理念である「精力善用 自他共栄」を体現するものの一つではないでしょうか。
「相手を投げたい」という自分を律し、相手を引き立てるために自らの力を発揮するのが「受身」だと思います。そこには、精神的成熟が必要になります。
以前もコラムで紹介しましたが、「受身」について書かれたこんな詩があります。
〈柔道を通して、“失敗”に強くなる。〉
https://www.bunbuichido.net/failure/
「負ける練習」相田みつを
柔道の基本は受身
受身とは投げ飛ばされる練習
人の前で叩きつけられる練習
人の前でころぶ練習
人の前で負ける練習です。
つまり、人の前で失敗をしたり 恥をさらす練習です。
自分のカッコの悪さを多くの人の前で
ぶざまにさらけ出す練習
それが受身です。
柔道の基本では
カッコよく勝つことを教えない
素直にころぶことを教える
いさぎよく負けることを教える
長い人生には
カッコよく勝つことよりも
ぶざまに負けたり
だらしなく恥をさらすことのほうが はるかに多いからです。
だから柔道では 始めに負け方を教える
しかも、本腰を入れて 負けることを教える
その代り
ころんでもすぐ起き上がる 負けてもすぐ立ち直る
それが受身の極意
極意が身につけば達人だ
若者よ 失敗を気にするな
負けるときにはさらりと負けるがいい
口惜しいときには「こんちくしょう!!」
と、正直に叫ぶがいい 弁解なんか一切するな
泣きたいときには 思いきり泣くがいい
やせ我慢などすることはない
その代り
スカッーと泣いて ケロリと止めるんだ
早くから勝つことを覚えるな
負けることをうんと学べ 恥をさらすことにうまくなれ
そして下積みや下働きの 苦しみをたっぷり体験することだ
体験したものは身につく
身についたものー それはほんものだ
若者よ
頭と体のやわらかいうちに 受身をうんと習っておけ
受身さえ身につけておけば
何回失敗しても
すぐ立ち直ることができるから・・・・・・
そして
負け方や受身の ほんとうに身についた人間が
世の中の悲しみや苦しみに耐えて
ひと(他人)の胸の痛みを 心の底から理解できる
やさしい暖かい人間になれるんです。
そういう悲しみに耐えた 暖かいこころの人間のことを
観音さま、仏さま、と 呼ぶんです。
私も選手時代には、「受身」のことなんて深く考えたことはありませんでした。
しかし、この歳になり今の立場になって、この詩の意味が深く心に沁みます。
挫折や躓きのない人生なんてありません。時には潔く負けを認めることも必要です。
子供たちにとって「負ける練習」をした日々は、いつか必ず心の糧となると信じています。
館長・坂東真夕子
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冒頭の写真は稽古前の一コマ。 年中児と年長児がサッカーをしています。 大人の私が見ているとどこがゴー...
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文武一道塾 志道館は、11日〜14日までお盆休みをいただいておりました。 私もご先祖様のお墓詣りも兼ね、実家に帰省。三食昼...
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